今回は、主観ブレーカーが良く落ちるとのご相談をいただきお伺いしました。

確認すると、主幹に線が2本しか来ておらず(単相2線式)、幹線も現在の容量でいっぱいいっぱいです。またリフォームされた時にレンジフードの1部がブレーカーを覆っておりました。

外線の確認です。現状をお伝えしご相談させていただいたところ、今回は主幹を含めて現在主流の単相3線式への切替工事を実施することとなりました。

ご依頼主様と工事内容とお見積金額を確認し、後日工事を実施しました。


可能な限り配線を隠蔽できるよう、配線はなるべく見えない場所から引っ張ります。

既存配線も全て屋根裏で延長、絶縁しています。

ご依頼主様に今後のご要望を聞かせていただき、今回は最大100Aまで対応できるよう幹線を設計しました。分電盤も今後の追加予定回路+少し多めに予備を残しています。またアース線が無かったので、アース接地工事も同時に実施しています。

また、もともとあった分電盤も、そのまま残しておくと見た目にも悪くなりますので、

新しく壁を作り壁紙を貼りました。

外配線はどうしても1部露出配線になってしまうので、保護管にいれ施工しています。電気が使えないと困るので、現在使用している電力量計を移設し、外線を借り繋ぎします。

大元の1次側を借り繋ぎし、漏電と通電をチェックして施工完了です。九電に切り替え申請をし、後日、借り繋ぎした電線を九電が切り替えて全ての切替工事が完了しました。
まだまだこのような単2電線を使用しているご家庭は多いです。単2が悪いわけではありませんが、電線及び付随する設備も古いものが多く危険も多いため、現在単2を使用されているご家庭は是非単3へ切替工事をご検討ください。利便性も安全性もグッと上がります。
今回はご依頼いただきありがとうございました。