今回は、エアコン用の専用回路を設置したいとのことでご依頼をいただきました。
1F1か所、2F1か所の予定でしたが、調べてみると2Fのエアコン回路が専用ではなく、両方とも一般電灯から分岐されている状態でしたので、ご相談の結果、2Fを2台とも専用回路化し、1Fはそのまま1台回路を追加することとなりました。

2Fの電灯回路を1つにまとめても問題が無かったため、既存の2つを専用回路化し1F用のブレーカー、及び今後のための予備のブレーカーを1つ追加します。

2Fの屋根裏作業です。

既存回路からエアコンを分岐し、それぞれ専用回路化します。


2F2台を仕上げたところで1Fに移ります。

1Fは、既存の給湯回路が外から来ていましたので、なるべく穴を開けないよう外から線を持っていきました。


既存のBoxから通線し、保護カバーを取り付けて外から線を回します。


軒下にカエルが張付いていました。

見た時は驚きました。スズメバチの巣です。もう3年前から空き家だそうで、この上を通線します。

エアコンの配管穴を利用し屋内に通線します。今回、外壁に新しい穴は1つも開けていません。

1Fは壁内配線が不可能だったため、露出Boxでコンセントを取り付けます。

ブレーカーを追加し、分電盤を仕上げて施工完了です。
築年数が新しくてもある程度経っている住宅でも、既に完成している住宅に新しく回路を設置する際は毎回頭を悩ませます。
また私がBestだと思っても、お施主さんはもっと別の方法が良い場合もあるので、施工内容は事前にご説明をして納得のいく内容で施工するよう心がけています。